※この記事はAndroid4.4以上の端末を対象に書いています。
最近はもっぱらAndroidタブレットと物理キーボードで文章を書いています。
理由は幾つかあります。
- ノートPCより軽く、可搬性が高く、取り回しが楽。
- 安いノートPCよりは電池が長く保つ。
- (専ブラを導入しない限り)ブラウザゲーができない
なお、僕が使用しているのはASUSのMeMoPad ME176です。
物理キーボードはELECOMのTK-FBP067BKです。
キーボードについては
過去の記事をどうぞ(文体が違うのは若気の至り)。
MeMoPad ME176は
Nexus7(2013)や
ZenPadには及ばないスペックですが、ゲームや動画閲覧はしないという前提ならこれで十分。
また、初期状態ではAndroid4.4.2がインストールされていますが、ASUSよりOSのアップデートがなされており、現在は5.0が使えるというのも良い点ですね。
さておき、アプリを紹介していきましょう。
テキストエディタ
価格:無料
平均評価:4.1(合計7,989件)
ダウンロード:50万回以上
(2016年01月23日時点)
価格:¥648
平均評価:4.2(合計759件)
ダウンロード:1万回以上
(2016年01月23日時点)
なにはともあれJota+にしておけば間違いないです。
他のエディタも色々と試しましたが、結局Jota+に落ち着きました。
カギカッコがどこで閉じられているかハイライトしてくれたり、ショートカットキーを膨大に登録できたり、行あたりの文字数を指定できたり、物理キーボードへの配慮が細かくなされていたりと、ストレスなく使うことができます。
他にも文字コードや改行コードを指定できたり、フォントを選べたり、背景色と文字色を自由に設定できたり、論理行数を表示できたり、etc...
PRO-KEYを買うとGoogleDriveやDropboxへ直接保存できるようになったりします。
2016年1月23日現在で648円とお手頃価格なのも良いところ。
ガチャ2回分と考えれば安いぞ!
実際の執筆画面(かなり設定をいじっています)
ショートカットキーの設定
というわけで、AndroidのテキストエディタはJota+が鉄板です。
いいから買っとけ。あなたがこれを買っても僕には一銭も入りませんが!
IME
価格:無料
平均評価:4.2(合計725件)
ダウンロード:10万回以上
(2016年01月23日時点)
なんだかんだでATOK Passportを使っています。
1ヶ月あたり500円ちょいを払うか払わないかが悩ましいところですが、1つライセンスキーを取得すると10個の端末までインストールもOK(のはず)。
僕は自宅PC、職場PC、携帯、Androidタブレット全てに入れています。ATOK Syncを使って全ての端末でユーザ辞書を共有できたりします(小説の執筆中に作った造語を仕事中に混入させるという危険はありますが)。
あと、Passportだと物理キーボードに対する設定をいじれるのも良いところ。Android端末に日本語キーボードを接続すると、往々にしてキーバインドが違いますので……
売り切りのATOKもありますが、こちらは物理キーボードに対応していなかったり、色々と機能が不足しています。あまりオススメしません。
と、ここまで書いておいて、念のため確認したところ、Google日本語入力が凄く使いやすくなっていました。
一年くらい前のGoogle日本語入力は入力時に画面の下半分を変換候補が占有してしまって使い物にならなかったんですが……
あえて言うなら、ATOKならAndroid端末でもショートカットキーでユーザ辞書登録画面を呼び出せたりするところが良い、とかでしょうか。
……ATOK Passportやめようかな。
プロット構築支援ツール
価格:無料
平均評価:4.4(合計50,145件)
ダウンロード:100万回以上
(2016年01月23日時点)
喚く狂人さんオススメのツール。
とても便利です。
本来はタスク管理とかに使うツールみたいです。
画面はカードとリストからなり、アイデアを並べて横断的に見られる、という点で、プロット構築の初期段階に最適。
足りているもの、足りていないものに気付くきっかけが生まれやすくなります。
拙作「まいのわ嵐」の執筆にも使っています。
こんな感じで並べています。
さらに、データはクラウドに保存されるので、以下のようにPCのブラウザでも内容を編集できます。
ブラウザ版のリンクは
こちら。
さらにはEXCELの表形式にして出力してくれます。
(役に立つかどうかは知りませんが)
Trelloオススメです。
価格:無料
平均評価:4.4(合計2,204件)
ダウンロード:5万回以上
(2016年01月23日時点)
さて、Trelloでアイデアをひととおり出したら時系列に並べ替えて、更に構造化しましょう。
WorkFlowyも
喚く狂人さんオススメのツールです。
先に言っておくと、これもブラウザで編集できます。
ブラウザ版だとショートカットキーが豊富に用意されていて便利です。
ブラウザ版のリンクは
こちら。
どんなアプリかというと、以下のような感じで、ツリー状にテキストを並べていくアプリです。
小説だと以下のように使ったりします。
(タイトルは構想中のものだから隠させてくださいね)
一部分のツリーにだけ脳みそを使いたい!というときには、以下のようにフォーカスできます。
これが凄く良いところ。よそに目移りしないので思考のリソースを集中できる。
なお、無課金だと250ライン(左側の●の個数)までしか使えません。
このリンクから登録していただけると初期の250ラインに加えて250ライン、計500ライン使えます。
ついでに僕のラインも250個増えます。よろしくお願いします。
ファイル管理ツール
価格:無料(アプリ内購入あり)
平均評価:4.6(合計27,164件)
ダウンロード:100万回以上
(2016年01月23日時点)
Jota+で書いたテキストをJota+の機能でDropboxに直接保存しても良いんですが、少しタイムラグがあります。
僕はワンセンテンスをタイプしたらCtrl+Sを押す人間なので、このタイムラグがかなりのストレスに。
ファイル毎にオフラインアクセス化すればいいんですが、僕は毎日せっせとテキストファイルを生成している人間なので、ファイルひとつひとつをオフラインアクセス化するのもめんどくさい。
というわけで、バックグラウンドでファイルやフォルダを勝手に同期してくれるツールはないものか、と思って探したのがこちら。
Android端末内のフォルダを指定すると、一定時間ごとにDropboxとの同期を取ってくれます。
例えばAndroid端末の「Document」フォルダを登録しておき、Dropboxの「MobileDocument」フォルダと同期する、といったことが可能です。
また、設定をいじると、
フォルダ内のファイルが変更されたことを検知して同期してくれます。
これがとても便利。有料版もありますが、無料版で十分なほど使えます。
Android端末で書いたテキストをPCで編集したいと思ったときに、いちいちDropboxへ追加する、という手間が省けます。
番外編:WEBブラウザ
価格:無料(アプリ内購入あり)
平均評価:4.3(合計8,236件)
ダウンロード:10万回以上
(2016年01月23日時点)
僕が使っているMeMoPad ME176はメモリが1GBしかありません。
つまり
Cromeを起動しながら他の作業をしようとすると、めっちゃ重いんです。
(そもそもChromeが爆速なのはメモリをめっちゃ食うからです)
というわけで、軽量なブラウザを探して辿り着いたのがHabit Browserでした。
Habit Browserはとにかく軽量であることと、端末の画面全てをレンダリング画面にできるという点が優れています。
「いやいや待て待て。アドレスバーや検索バーも消すのかよ」と思った方もいらっしゃるでしょう。
初期設定では表示されていますが、僕は設定をいじって消しています。
というのも、画面の左端と右端をスワイプすると、ショートカットが表示されるのです。
右端をスワイプ
左端をスワイプ
スワイプによって現れるメニューはWEB閲覧に必要な機能を必要なだけ網羅しています。
アドレスバー兼検索バー
タブ一覧の表示
Chromeが重いと感じる方はこちらをどうぞ。
最後に
以上のようなアプリを導入して、僕はAndroid端末での快適な執筆環境を構築しています。
見ての通り、随分とクラウドサービスに依存しています。
(サービス終了したらどうしよう……)
さておき、「PCで執筆してるとついつい艦これやっちゃうんだ」というような文字書きの方。
ちょっと低いスペックのAndroid端末を導入して、執筆に集中してみてはいかがでしょうか。
なお、今回のAndroidアプリを紹介するにあたり、
代助氏の「
Androidアプリをブログで紹介するツール『Android Link Maker』を作りました」にて公開されていた「
Android Link Maker」を利用させて頂きました。
この場を借りてお礼申し上げます。
それでは。